昭和33年創立 ―― 伝統を守り、新しい伝統を築く。
昭和33(1958)年5月、岸添孝司・塩見徳三・萬雲孝弘の3人によって孝徳会は設立されました。会の名は、この3人の名に由来します。以来66年、幾多の紆余曲折を経ながらも、会員相互の団結と情熱で今日まで活動を続けてきました。
しかし昨今、日本拳法を取り巻く環境は大きく変化しています。少子化や習い事の多様化で練習生の減少に悩む道場が多い中、当道場も例外ではありません。
この問題に対処するため、当会では2年ほど前から思い切った方針転換を行いました。若い指導者に、指導はもちろん運営面も任せたのです。若い指導者たちは伝統を尊重しつつも、斬新な指導と運営で道場を引っ張っています。
特筆したいのは出稽古です。指導者たちは貴重な時間を割いて他の道場へ子供達を連れて行き、「この子はまだ無理だろう」と思われる子でも試合に出します。試合の強い緊張感の中で、その成長は普段の稽古の数倍に相当します。拳法だけでなく、礼儀や習慣も見習うべきところをどんどん学んでいきます。
出稽古や試合を通じて指導者同士の交流も盛んになり、そのご縁で本大会に初めて参加してくださったチームも数組あります。子供たちの著しい成長に、古い指導者は「目から鱗」です。会員募集についても、インターネットやInstagramをフルに活用しています。
これも若い人たちのアイディア。市と交渉して尼崎城の広い芝生公園を借り切り、稽古の後は楽しい餅つき大会。ご父兄もエプロン姿で大張り切り。来た人みんなに餅を2個ずつ配って、つきたての熱いのをフーフー言いながら頬張っていました。インターネットで案内していたので見学者・体験者も多く集まり、入門者も数人ありました。
令和5年6月25日、若い人たちの中から、岸添孝司・萬雲孝弘・藤井明仁の3先生の「偲ぶ会」を開催してほしいという声が自然に上がってきました。この先生方はコロナ禍の中でお亡くなりになり、お悔やみに行けなかったのが心残りだったのです。「じゃ、みんなでやろう‼」ということになり、ご遺族にも出席していただきました。
会場の設営・案内・祭壇・遺影・仏具・供花・料理の手配……これも若い人たちが動いてくれました。孝徳会には5人も僧侶がいます。追悼法要の後、斎藤導師の法話、数人の思い出話、そして遺影に向かって献杯。若手が集めた思い出の写真や動画を大型モニター2台で鑑賞し、みんなで懐かしみました。「3人の先生方はいなくなったけれども、あとは若い俺たちが頑張って孝徳会を盛り上げていこう」という気分が高まり、結束を強めることができました。
世間で行われている偲ぶ会とはぜんぜん違う雰囲気。若い人たちのアイディアで、法要あり、写真や動画あり、酒あり、料理あり。みんな3人の師の功績を偲び、ご遺族と共に孝徳会の過去と未来を語り合った。これがホントの偲ぶ会だ。
これからも私たち会員一同は、若い力を存分に発揮してもらい、未来に向かって孝徳会の更なる発展に寄与し、日本拳法の普及に邁進してまいります。今後とも、日本拳法を愛する皆様のご指導をよろしくお願い申し上げます。
副会長 斎藤 舜駘
道場の子供たちが、名前・級・意気込みを紹介します。(各15〜30秒)
※掲載は保護者の同意のうえ。YouTube限定公開の埋め込み予定。
少年部・成年部、初心者も経験者も歓迎します。見学・体験はいつでも受け付けています。まずはお気軽にご連絡ください。